みなさん、こんにちは。右京区の二世帯・多世帯住宅の注文住宅「トモニエ」代表の高橋です。建て替えや新築の際、地鎮祭(じちんさい)という言葉を聞いたことがあると思います。建築では代表的な祭事です。 遡ると神武天皇の時代にまで言及することになるので、今回は歴史的な話はやめておきます。現在では、工事の安全や竣工後のお施主様の繁栄を土地の神様に祈願する、ということが主旨になっています。形式的には氏神さま(地元の神社)の宮司に来ていただき行います。ただ、地元の神社の全てが地鎮祭に対応してくれるわけではありません。そのような際には広いエリアでの地元という解釈で来てくれる神社を探したりします。自ら現地まで来てくれる宮司もいれば、お迎えが必要な宮司もいます。執り行う際には前もって工務店とも打ち合わせをいたしましょう。工務店側で手配をしてくれるところもあるので、まずは相談が良いと思います。絶対にやらないといけないのか、というと最近では執り行わないお施主様もいらっしゃいます。宮司を呼んだり、テントを建てたりするのにも費用がかかるからですね。一応相場もあるのですが、テント代なども含めると数万円は必要になってきます。そんなわけで宮司なしでやったり、家族だけでお酒を撒いたりなどなど形式が簡略化されてきたように感じます。祭りごと、というよりは家族のイベントと考えると、地鎮祭をやっておくのも思い出になると思います。